令和1年 年末のご挨拶

初冬は、札幌では雪も少なく穏やかな天気でしたが、やはり温暖化の影響でしょうか。

 今年は、ラグビー・ワールドカップ日本大会があり、日本代表は予選リーグ4戦全勝で初の8強入りを果たす快挙を成し遂げました。ファンも選手もみんな『ONE TEAM』になって、世界一を目指すラグビーを楽しんだことと思います。来年のオリンピックのマラソンと競歩の会場が、札幌市に変更され、札幌でもオリンピックの観戦できることはとしてもうれしいことです。マラソンコースでは、宮の森・北24条通がコースとなり、当事務所からも観戦ができるようです。

 さて、今年の10月に消費税率が10%となり、合わせて軽減税率8%が設けられ2段階税率となりました。最近はずいぶんと価格が上がってきているように感じます。特に飲食店では、9月迄税込み価格販売していた料理が、10月以降、9月と同じ金額で、消費税抜きの価格となっているお店もあり、消費税の増税2%に付随して8%の値上げになっています。またファーストフード店では、店内飲食とテイクアウトで同一の価格に設定しているところもあり、食料品の税率を引下げた意味がないものとなっています。

 税金は、国民一人一人が自ら納税することによって、国を維持することができるものです。いつの間にか徴収される税金は、国が税負担を強いる結果にもなりかねません。私たち自らが税金を納めることが、民主主義国家の原点です。令和2年度の予算案が閣議決定されました。国民一人一人が納めた税金の使い道も、無駄なく使ってもらいたいものです。

暑中見舞い

 暑中お見舞い申し上げます。7月中旬に夏の暑さが一気に訪れまだ夏モードになっていない体には参ってしまいました。下旬になってすごしやすい日々が続きましたが、8月になってからまた暑い日が訪れますので体調管理には注意したいものです。

 今年は、森友学園問題、加計学園問題が大きな話題となり、さらに自民党所属の議員が失言や暴言などの不祥事で離党や辞任、謝罪するといった自体が相次ぎ、安倍内閣支持率も急落してしまいました。森友学園問題や加計学園問題についての疑惑に関し、政治的な圧力の有無を含めその原因が問われるべきですが、それ以前に各担当省庁や部署において、その経緯が図られた資料や書類、あるいは打合せした人物の入館記録などが廃棄されていることが大きな問題です。事後に事実を確認するめにはその経緯の資料等は不可欠です。

 私たちが保存期間内に領収書を捨てていたら、税務署は許してくれません。税務調査において場合によっては税負担を強いられます。

 ところで、将棋の最年少プロ棋士藤井聡太四段が、竜王戦の本戦で公式戦30連勝をかけて佐々木勇気五段と対戦し敗れ、連勝記録は「29」でしたが、28連勝の記録を持つ神谷広志八段は、「デビューからの連勝記録なのですごいことだ。まるで漫画や映画などの世界を見ているような気分だ」とのコメントをツイッターに載せておりました。藤井聡太四段の29連勝はたいしたものだと思います。何ごとも挑戦し続ける気持ちが連勝に結びついたことと思います。

「さっぽろサムライ倶楽部」シリーズセミナー2016ご案内

札幌商工会議所主催の「さっぽろサムライ倶楽部・シリーズセミナー」で
「プラス利益計画書、まずは作ってしまおう。」-立派な会社を作るために、
立派でなくても良い利益計画書を作れ-と題して講演いたします。
講演内容は、利益計画の立て方についての基本的な考え方についてお話します。

  ◆主 催:札幌商工会議所「さっぽろサムライ倶楽部」
  ◆日 時:平成28年10月20日()  午前10時~午後11時30分
  ◆場 所:北海道経済センタービル 札幌商工会議所 8階第3会議室
      (札幌市中央区北1条西2丁目)
  ◆テーマ:「プラス利益計画書、まずは作ってしまおう。」
  ◆申込み:必 要
  ◆参加料:一般2000円 (札幌商工会議所会員は無料) 
  ◆問合先:札幌商工会議所 会員組織部 会員組織課 ℡011-231-1317

お申し込みは下記のホームページからお願いします。
他の講演もありますのでご参加ください。
https://www.sapporo-cci.or.jp/web/events/details/2016.html

年末のご挨拶

本年は、大変お世話になり厚くお礼申し上げます。今年の師走も穏やかな日が続いております。

今年はアベノミックスで景気回復の兆しが見えているようです。日銀が発表した12月短観では、デフレ体質に変化が起きている姿が浮き彫りとなりました。菅官房長官も「景気回復の動きが中小企業にもみられ始めている」との認識を示しております。景気回復の「空気」が北海道にも広まっていってほしいところです。

よい「空気」の広がりは歓迎したいところですが、悪い「空気」はどこかで塞ぎたいものです。社会における「空気」は、誰が決めることもないのにどちらかに流れていくものです。今回の特定秘密保護法も法律を作った政治家は、将来まさかこんなことになるとは思わなかったといっても「空気」の流れが間違った方向に流れてしまうこともあります。消費税の導入当時、税率は3%でした。消費税導入から25年を経過した今税率は8%、さらに10%へと引き上げられました。税に関する「空気」が消費税率の引き上げとなりました。

TPPについても、交渉が成立し運用が開始されると「空気」の流れが変わってきます。聖域だと言われた農産物の「重要5項目」についても数年たてばさらなる関税の緩和が求められて変貌を遂げていきます。企業ならうまく行かなければ撤退し、取りやめることも可能です。しかしながら、国家間の契約は後戻りできません。百歩も二百歩もの先までの「空気」を読んで、交渉してほしいものです。

ソチ冬季五輪が、来年2月7日から開催されます。女子カーリングでは、北海道銀行チームが出場を決めました。女子アイスホッケー「スマイルジャパン」の代表選手の多くが北海道出身者です。来年は、彼女たちの活躍を期待したいと思います。

来年もよろしくお願い申し上げます。よいお年をお迎えください。

年末年始は、平成25年12月28日から平成26年1月5日までお休みとさせていただきます。